国が運営するマイナンバーの個人向けサイトに「マイナポータル」がありますが、約100億円のサーバー費用をかけて整備したものの、利用率は想定のわずか0.02%しかなかったことで注目を集めています。
→ マイナポータル
こちらのマイナポータルでは、年金事務所や国税庁などとつながることにより、ポータルサイト的な役割を担うことになるものと思いますが、アカウントの開設やログインする際には電子証明書を搭載したマイナンバーカードが必要となります。
当サイト運営者も利用してみましたが、利用者証明用電子証明書を搭載したマイナンバーカードがあれば、カードリーダライタで繋げて簡単にログインすることができるため、本人確認の方法として安全性が高く、新鮮な印象を感じました。
また、税金の納税状況や年金の情報などもこちらのマイナポータルから確認できます。そのほか、子育てに関する行政手続もワンストップでできて便利です。
既に国税庁のe-Taxやねんきんネットを使用している場合、それほど目新しい情報は得られないかもしれませんが、一応は登録しておいた方がよいでしょう。
こちらはまだ未定ですが、消費税増税に伴う消費の落ち込みを抑制する目的で「マイナポイント」を2020年7月以降に実施することが検討されています。これは民間のキャッシュレス決済へ事前チャージした人に対して国費で「マイナポイント」を上乗せするものですが、消費の活性化と共にマイナンバーカードの普及率向上も目的となっています。
このマイナポイントの対象者は「マイナンバーカードを取得し、マイキーIDを設定した者」が想定されています。
このなかで「マイナンバーカードの取得」については大前提ですが、「マイキーIDを設定した者」とあり、この「マイキーID」はインターネット上の「マイキープラットフォーム」にて作成することができます。この「マイキーID」は自治体ポイントなどで既に利用されている方もいますが、マイナポイントではこのマイキーIDも必要になるようです。
いずれにしても還元率や実施時期については検討中とのことですが、マイナンバーカードは早めに取得しておくとよいでしょう。
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