GビズIDは、社会保険や労働保険などの行政手続きの際に利用できる法人認証のためのプラットフォームです。主に法人が対象ですが、個人事業主でも利用することができます。
これまでの認証方法は電子証明書が一般的でしたが、2020年4月から社会保険と労働保険の電子申請が義務化されたのに伴い、様々な行政サービスに簡単にログインできる共通の認証プラットフォームが必要になったものと思われます。
このGビズIDで行政手続きができるわけではなく、単に認証を行うために利用する目的のため、実際の手続きについては各行政サービスのサイトからすることになります。
当サイト運営者も社会保険の算定基礎届の手続きの際に利用してみましたが、スマートフォンにSMSが送信され、そのワンタイムパスワードを入力することで簡単に認証されました。
利用可能な行政サービスについては順次拡大を図っていくとのことですが、今のところ、社会保険や労働保険、あるいは補助金の手続きがメインとなっており、法人税の申告についてはGビズIDは利用できないようです。今後どこまで対象が拡大するのかは不明ですが、このGビズIDについても取得しておくとよいでしょう。
GビズIDには、審査なしの「gBizIDエントリー」や審査ありの「gBizIDプライム」などの種類があります。
簡単な手続きについては「エントリー」のアカウントでも対応していますが、社会保険の手続きなどについては「プライム」でないと対応していないため、たいていは「gBizIDプライム」のアカウントを取得することになるはずです。
この「gBizIDプライム」アカウントの取得方法については、上記の公式サイトの方に動画が公開されているため、そちらを参考にすれば特に難しいことはないはずです。
けれども、申請の際には印鑑証明書(※法人)や印鑑登録証明書(※個人事業主)が必要になるため、こちらの取得の方が面倒になるかもしれません。
法人の電子証明書を持っている場合はオンラインでの請求も可能ですが、当サイト運営者は個人番号カードの電子証明書しか持っていないため、郵送で請求しました。法務局へ取りに行くのが面倒な場合、以下の手順で郵送で請求されることをおすすめします。
■法人の印鑑証明書の取得方法
法人での印鑑証明書については、法務局のPDF参考にしつつ、印鑑証明書交付申請書の様式をダウンロードして郵送で申請されるとよいでしょう。
2020年6月時点での郵送での手数料は450円となっていますが、450円分の収入印紙を申請書に貼付して請求します。収入印紙はネット通販などでも購入できますので、まずは収入印紙を用意することをおすすめします。
また、上記PDFには「郵便切手を貼付した返信用の封筒を同封してください。また,印鑑証明書の送付の申請には必ず印鑑カードを同封してください」とあるため、切手を貼った返信用の封筒と印鑑カードも同封します。
「郵送は普通郵便でも差支えありません」とあるため、当サイト運営者は普通郵便でそのまま送付してしまいましたが、印鑑カードの紛失が心配な場合は書留等で郵送するとよいかもしれません。
■個人事業主の印鑑登録証明書
個人事業主の印鑑登録証明書については、お住まいの地域の自治体のホームページなどを参照されることをおすすめします。個人番号カード(マイナンバーカード)を持っている場合、コンビニ交付なども利用することができます。
当サイト運営者の場合、収入印紙の購入から印鑑証明書の取得まですべて郵送で対応したため、2週間程度の時間がかかりましたが、法務局に印鑑証明書を直接取りに行けば、数日〜1週間程度でgBizIDプライムのアカウントを取得できるかと思います。
■法人成り・会社設立
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┃法人成りの資本金はいくらがいいのか?
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■法人決算・年末調整
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┃年末調整のやり方と法定調書の提出
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